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総会・学会レポート

5-D Japan プレDHコースに参加して

なぎさ歯科クリニック 米村京子

私はなぎさ歯科に勤めて12年が経ちますが、実のところシャープニングは、今まで見よう見まねで来てしまったので、貴島さんの講義を楽しみにしていました。
SRPはいろいろな方の講義を聞いたりはしましたが、技術的な指導などは初めてでしたので、一から見直したいと思っていました。
というのはSRPを行った後、患者さんによってはHYSを起こしてしまうことがあり、どの様に行えばよいか悩んでいたからです。性格上SRPの時は特に気合が入りすぎてしまい、やりすぎてしまう傾向にあるみたいです。スケーラーの圧のかけすぎやP-MAXのパワーに問題があるとは分ってはいたのですが、自分なりに患者さんの反応を診ながらパワーの調整を行っていました。でも実際どのくらいのパワーで行えばよいのかは分らない状態でした。
私が歯科衛生士学校で習ったルートプレーニングとは「とにかく根面をつるつるな状態」にすることだと教わりました。汚染された根面をきれいにする事が重要と習いました。

実際講義を聴いて唖然しました。今はまったく逆な方法を行うのだと!!

1.最小限のパワーで汚染された根面をきれいにすること
2.根面は最小限にルートプレーニングを行うこと
3.歯肉を下げないように行うこと etc‥

とにかく歯周組織を考えた上でルートプレーニングを行うことがとても大切だと言う事を教わりました。
ハンドスケーラーでは、1ストロークで与えてしまうセメント質の損傷や、P-MAXがどのくらい根面を傷つけてしまっているのかなど。
ドクターが歯周組織学的観点から歯科治療を行っているのであれば、私たち歯科衛生師も同様の目線でそれに取り組んでいかなければならないと思いました。
早速、今まで当医院で使用してなかったP-MAXのチップを購入しました。
メインテナンスではそれぞれの患者様にあったチップの使い分けを行っております。
ならびにシャープニングは、スタッフ全員で技術を身につけ当医院にあるスケーラー全てをEDGESTARを用いシャープニングしました。
SRPは講義で習ったように、P-MAXのパワーやハンドスケーラーの操作など注意しながら技術を習得できたらと思います。
  5-D Japan では、今年秋から東京のとのつか歯科医院で貴島さん方による、DHコースを開催していくとのことです。是非多くのDHさん方に受講していただければと思います。

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